指先だけで“プレゼン快適化”!リングマウスの選び方とおすすめ型番【iPad/Windows/Mac対応をやさしく整理】

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「スクロールできるやつはどれ?Bluetoothと2.4GHzって何が違う?iPadでも動きますか?」――指につける“リングマウス”は便利ですが、型番が多くて迷いますよね。

この記事では、

  1. 接続方式を決める
  2. 用途別おすすめから自分に合った製品をチョイス
  3. 最終チェックで後悔ゼロ

の順にご案内します。

本記事では会議室PCの初回ペアリング問題、USB-C/microUSBの違い、安定性や遅延、USBポート有無まで“つまずきポイント”をやさしく整理します。

読み終わるころには、「自分はコレ!」が気持ちよく決められます。

接続方式で選ぶ:まずはBluetoothか2.4GHzか

先に“接続方式”を決めると製品選択がしやすくなります。自分に合う条件で選んでみましょう。

  • 外でもサッと端末を切り替えたい/USBポートを使いたくない ⇒ Bluetooth
  • 会議・配信で安定と低遅延を取りたい/社内でBluetoothが禁止気味 ⇒ 2.4GHz(USBレシーバー)

Bluetoothが向く人

スマホ・iPad・ノートPCなど複数端末に直接つながるので、移動が多い方に相性バツグンです。USB口も取りません。いったんペアリングしておけば、次回はすぐ再接続しやすいのも便利です。

ただし落とし穴があります。初回ペアリングは各端末の設定画面で作業が必要です。会議室の共有PCでこれをやるのはちょっと手間ですし、会社によってはBluetooth接続が制限されていることもあります。

2.4GHz(USBレシーバー)が向く人

レシーバーをUSBに挿すだけで動く設計が多く、安定・低遅延の傾向があります。発表中の“スライドが送れない”トラブルを減らしたい人、社内のBluetooth制限を回避したい人におすすめです。

こちらも注意はあります。USB-Aポートが必須(レシーバーを挿すため)です。最近の薄型ノートはUSB-Cしかない場合があるので、事前にポート有無や変換アダプタを確認してください。なお、低遅延=ゼロではありません。ただ、体感の“もたつき”を抑えやすいのが強みといえます。

会議室・社内PCでの現実

Bluetoothは初回ペアリングに時間がかかるPC権限で禁止のケースがある一方、2.4GHzレシーバーは挿して終わりで始めやすいです。USB口が足りないPCもあるので、延長ハブや変換の可否もチェックしておくと安心ですね。

筆者
筆者
  • 切替の速さ・持ち歩き重視 → Bluetooth
  • 安定・低遅延・社内ルール回避 → 2.4GHz(USBレシーバー)

この決め方で“ほぼ決定”できると思います。
次じゃ用途別の製品を紹介していきます。

用途別おすすめ

プレゼン&一般操作:サンワサプライ(MA-BTRING5BK)

  • 価格相場
    6,000円前後
  • 特徴
    サイドホイールで上下スクロールが気持ちいい。発表資料もWebもラクに操れます。USB-C充電でケーブル共通化もしやすい。iPad/スマホとも通常マウス操作で使えます。
  • 注意
    プレゼン専用操作はWindows/Macのみ。Macは「スクロール対応アプリのみ」など制限あり。
  • 参考スペック
    • Bluetooth
    • スクロールあり(ホイール)
    • USB-C充電
    • 21g

iPad/ノートPCを1台で:サンワサプライ(MA-BTRING3BK)

  • 価格相場
    5,000円前後
  • 特徴
    約16gの軽さで持ち歩き快適。普段使いしつつ、必要なときはプレゼンモードでページ送り可能(Win/Mac向け)。
  • 注意
    充電端子はmicroUSB。iPadのPowerPoint/Keynoteは専用モード非対応です。
  • 参考スペック
    • Bluetooth
    • スクロールなし(上下ボタン)
    • microUSB充電
    • 16g

会議室PCで安定重視:サンワサプライ(MA-WRING3BK)

  • 価格相場
    5,000円前後
  • 特徴
    2.4GHzレシーバーを挿すだけで即スタート。社内のBluetooth制限回避にも向きます。レシーバー本体収納で持ち運び安心。
  • 注意
    USB-A必須。Type-CしかないPCは変換アダプタで動作しない場合あり。Macはフルスクリーン操作など一部制限注記。
  • 参考スペック
    • 2.4GHz(USB-A)
    • スクロールなし(上下ボタン)
    • microUSB充電
    • 16g

コスパ重視:400-MAW151BK2

  • 価格相場
    4,000円前後
  • 特徴
    5ボタンドラッグ&ドロップ対応で操作の幅が広いのにお手頃。会議室でも“挿すだけ”。
  • 注意
    microUSB充電。iPadのPowerPoint/Keynoteは非対応、Macはフルスクリーン操作に制限注記あり。
  • 参考スペック
    • 2.4GHz(USB-A)
    • スクロールなし(上下ボタン)
    • microUSB充電
    • 16g前後

製品比較表

迷いポイントだけを一枚の表にまとめました。ここだけ見れば「自分はどれ?」がスパッと決まります。

型番価格帯接続方式スクロール充電端子重さ(目安)プレゼン専用操作
👉詳細を見るMA-BTRING5BK約6,000円Bluetoothあり(サイドホイール)USB-C約21gあり
👉詳細を見るMA-BTRING3BK約5,000円Bluetoothなし(上下ボタン)microUSB約16gあり
👉詳細を見るMA-WRING3BK約5,000円2.4GHz(USB-Aレシーバー)なし(上下ボタン)microUSB約16gあり
👉詳細を見る400-MAW151BK2約4,000円2.4GHz(USB-Aレシーバー)なし(上下ボタン)microUSB約16gあり

iPad/Windows/Macでの使い方と注意点

iPad

iPadOSはマウス対応です。設定→Bluetooth→リングマウス→接続でOK。カーソル移動・クリック・スクロールは使えますが、PowerPoint/Keynoteの「専用プレゼンモード」は非対応。必要ならAssistiveTouchでボタン割り当て可。つながらない時は登録解除→再ペア、電源入れ直しと充電確認をお願いします。

Windows

2.4GHzは挿すだけで即認識。Bluetoothは設定→Bluetoothとデバイス→デバイスの追加で型番を選択。再接続が不安定なら登録削除→再追加、USBは別ポートに差し替えると改善しやすいです。

Mac

システム設定→Bluetoothで追加。製品によってはスクロールが効くアプリが限定される注記があります。フルスクリーン時プレゼン用キー送出は動作に制限が出る場合あり。求められたらアクセシビリティ許可を承認してください。

会社内の共有PCで使う場合

USB-Aが無いPCの場合が考えられます。C→A変換やハブは用意しておくほうがよいでしょう。

また、Bluetoothが制限されている可能性があるので、2.4GHzのほうが無難です。うまくいかない時はレシーバー差し直し/距離1m以内/PC再起動でほぼ解決します。

失敗しない最終チェックリスト

買う前にここだけ確認。迷ったら上から順にチェックでOKです。

  • 充電端子はUSB-C優先
    ケーブル共通化。USB-CならBTRING5BK、microUSBでもOKならBTRING3BK/WRING3BK/151BK2
  • 接続方式を確定
    会議・社内PCは2.4GHzが無難。外で端末をよく替えるならBluetooth(BTRING系)
  • 重さは20g前後
    長時間でも指がラク。超軽量重視は約16gのBTRING3BK/WRING3BK
  • スクロール要否
    Web閲覧が快適に。要るならBTRING5BK、不要なら3系/151で十分。
  • USB-Aポートの有無
    2.4GHzはUSB-A必須。無いPC中心ならBluetooth or C→A変換の事前確認
  • 対応OS表記の再確認
    Win/Mac/iPadOSでの専用プレゼン可否を要チェック(iPadは通常操作のみ)。
  • ボタン配置(送り/戻し)
    指の当たりやすさを確認。ドラッグ操作多いなら151BK2がラク。
  • レシーバー収納の要否
    会議室への持ち運びに便利。必要ならWRING3BK

よくある質問

Q
Bluetoothと2.4GHz、遅延はどちらが少ないですか?
A

どちらも普段使いでは十分速いですが、安定と低遅延は2.4GHzが有利です。会議・配信・登壇の“失敗したくない場面”は2.4GHzが無難です。

外でも端末をよく替えるならBluetooth、本番の“確実性”を取るなら2.4GHz

Q
再接続の速さや手間に違いはありますか?
A

2.4GHzはレシーバーを挿すだけで即復帰しやすいです。Bluetoothは端末切替が得意ですが、共有PCでは初回ペアリングが手間になりがちです。

反応が鈍い時は登録削除→再ペア別USBポートへ差し替えで復活しやすいです。

Q
iPadで“プレゼン専用操作”(PowerPoint/Keynoteのページ送りなど)は使えますか?
A

使えません。 iPadでは通常のマウス操作(移動・クリック・スクロール)までが基本です。

専用プレゼン機能はWindows/Mac向けの信号が前提で、iPad版アプリは受け付けない設計が多いためです。
矢印キー相当のキーボード操作や、AssistiveTouchの割り当てで近い操作感にできます。

Q
USB-CしかないノートPCで2.4GHzモデルは使えますか?
A

USB-Aレシーバーが必須なので、C→A変換アダプタUSBハブが必要です。

電力や相性で不安定になることがあります。登壇前に同じ機材でリハーサルしてください。

Q
USB-C iPadに2.4GHzレシーバーを挿せば使えますか?
A

基本は非推奨(非対応扱い)で見てください。ハブ経由で動くケースもありますが、安定性は読めません。

iPadで確実に使うなら、Bluetoothモデルを選ぶのが安全です。

Q
ときどき切断・反応が遅いです。対処法は?
A

下の順でチェックすると早いです。

  • 充電残量/電源の入れ直し 2) 距離1m以内に近づく
  • 干渉源(Wi-Fiルーター・金属机・USB3.0機器)を少し離す
  • 登録削除→再ペア(Bluetooth)/レシーバー抜き差し(2.4GHz)
  • PCを再起動/別のUSBポートへ。

求められたらアクセシビリティ許可をONに。

Q
Macでスクロールやフルスクリーン制御が一部アプリで効きません。
A

機種やOSの仕様で対応できる操作が限定されることがあります。

別アプリで動作確認/“ナチュラルスクロール”設定を見直す/フルスクリーン時は矢印キー操作に切替える、などが現実的です。

Q
USB-C充電のリングマウスはどれですか?
A

MA-BTRING5BKUSB-C充電に対応です。軽さや価格を重視する場合はmicroUSB(BTRING3/WRING3/151BK2)も候補に。

ケーブル共通化を取りたい→USB-C、軽量・価格を優先→microUSB機。

Q
ドラッグ&ドロップはできますか?
A

400-MAW151BK2ドラッグ&ドロップ対応です。図形の移動やファイル整理がしやすいです。

BTRING/WRING系はクリック中心想定。細かいドラッグ作業が多い人は151BK2が向きます。

Q
会社PCでソフトのインストールは必要ですか?
A

2.4GHzは“挿すだけ”(HIDデバイス)で基本不要です。BluetoothはOSの設定変更や権限が必要で、社内ポリシーで制限が入る場合があります。

会議室PCは2.4GHzを持っていくと安心。BT前提なら事前に許可確認を。

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