エンジニアって名前はよく聞くけど、「どんな種類があって、何がどう違うの?」って正直わかりにくいですよね。しかも最近はエンジニアの職種がどんどん増えていて、初めて調べる人ほど混乱しやすいんです。「Webエンジニア?インフラ?データ?え、なにそれ…?」みたいな感じで、頭がパンクしそうになる方も多いと思います。
そこでこの記事では、エンジニア職の違いを小学生でもイメージできる言葉だけで、やさしく説明していきます。「何をつくるのか?」「どんな作業が多いのか?」「どんな人に向いてるのか?」といったポイントを、できるだけかんたんに整理してご紹介します。
さらに、未経験から最初に目指しやすい職種や、性格タイプ別のおすすめ職種も紹介しているので、「で、私はどれを選べばいいの?」というお悩みにもバッチリ答えます。
読み終わる頃には、エンジニアの世界がパッと開けて、あなたに合いそうな道が自然と見えてきますよ!一緒にゆっくり理解していきましょう。
エンジニア職はなぜわかりにくい?違いが生まれる理由
エンジニア職って、名前が似てたり、聞いたことない職種が急に増えたりして、「え、結局どう違うの…?」と混乱しやすいんですよね。実はこれ、エンジニアという仕事の世界が昔よりグッと広がったことが大きな理由なんです。スマホが出てきたり、ネットサービスが当たり前になったりして、「つくるモノ」も「働く場所」も一気に増えました。その結果、専門ごとに職種が細かく分かれていった、という流れなんです。
エンジニアの違いをざっくり説明するなら、「つくるモノ」「使う道具(スキル)」「働く場所や関わる人」の3つがポイントです。ここを押さえるだけで、職種の違いがめちゃくちゃ理解しやすくなります。
●「つくるモノ」の違い
ある職種はスマホアプリをつくり、別の職種はWebサイトをつくり、さらに別の職種はその裏側で動くサーバーやネットワークを整えています。つくるモノが変われば、当然やることも変わります。車を作る人と道路を作る人が違うのと同じイメージです。
●「使う道具(スキル)」の違い
同じエンジニアでも、書くプログラムの言語や使うツールはバラバラです。Webを作る人ならHTMLやJavaScript、インフラならクラウドやネットワークの知識、データならSQL…みたいな感じで、専門ごとに道具箱が違います。
●「働く場所・関わる人」の違い
ユーザーと近いところで仕事をするエンジニアもいれば、サーバー室のような裏側の仕組みを支えるエンジニアもいます。また、デザイナーと一緒に動く職種もあれば、データ分析の人と連携する職種もあり、関わる相手も職種によって変わります。

主要エンジニア職をわかりやすく比較(仕事内容・向き不向き・必要スキル)
エンジニアとひとことで言っても、実は中身はぜんぜん違います。ここでは、特に出会いやすい代表的な5つの職種を、同じフォーマットでサクッと比較していきます。「何をつくる?」「どんな作業が多い?」「どんな人に向いてる?」をセットで見ると理解が一気に進みますよ。

◆職種を一覧で比べたい方へ
| 職種 | つくるモノ | 主な作業 | 向いてるタイプ | よく使う道具 |
|---|---|---|---|---|
| Webエンジニア | Webサイト・Webサービス | コードを書く、デザイン通りに表示を作る | コツコツ作るのが好き | HTML/CSS/JS |
| インフラエンジニア | サーバーやネットワーク環境 | 設計・設定・トラブル対応 | 裏方が得意、慎重タイプ | Linux、AWS |
| データエンジニア | データの流れ・管理基盤 | データ整理、集計システム作り | 数字好き、分析が好き | SQL、Python |
| アプリエンジニア | スマホアプリ | UI作り、機能開発 | スマホ好き、見た目作りが好き | Swift、Kotlin |
| テスト/QAエンジニア | システムの品質チェック | 動作確認、テスト設計 | 気づく力がある、丁寧 | テストツール全般 |
Webエンジニア
●どんな仕事?
WebサイトやWebサービスをつくるエンジニアです。たとえば「ショッピングサイト」「SNS」「会社のHP」など、ネットで見るページを作る人たちですね。画面をつくる作業(フロントエンド)と、裏側の仕組みをつくる作業(バックエンド)に分かれることが多いです。
●向いてるタイプ
●必要スキル
●学習するときのおすすめカテゴリ
インフラエンジニア
●どんな仕事?
ネットサービスを支える「土台」をつくるエンジニアです。例えるなら「遊園地(サービス)を支える電気や道」を管理する人。サーバーの設定やネットワークの仕組みづくり、クラウド(AWSなど)の管理などを行います。
●向いてるタイプ
●必要スキル
●学習カテゴリ
データエンジニア
●どんな仕事?
会社のデータを集めて、整理して、分析できる状態にする“データの裏方”です。SQLでデータを取り出したり、パイプライン(データの通り道)を作ったりします。
●向いてるタイプ
●必要スキル
●学習カテゴリ
アプリエンジニア(iOS/Android)
●どんな仕事?
スマホアプリをつくる人です。LINE、ゲーム、地図アプリなど、スマホで触るアプリの画面や機能を作ります。ユーザーが直接触る部分が多いので、体験づくりにも関わります。
●向いてるタイプ
●必要スキル
●学習カテゴリ
テストエンジニア/QAエンジニア
●どんな仕事?
つくられたシステムがちゃんと動くかチェックする仕事です。「ボタンを押すと変な画面にならない?」「計算結果は正しい?」といった確認をひたすら行い、ミスを見つけるプロです。
●向いてるタイプ
●必要スキル
●学習カテゴリ
エンジニアの1日の仕事の流れ(職種別のミニストーリー)
Webエンジニアの1日
▶ 9:30 朝会(チームのミニ打合せ)
Slackというチャットツールで連絡しつつ、Zoomで「今日は何やる?」を共有します。
▶ 10:00 画面づくりの作業
デザイナーさんが作ったデザインを見ながら、HTML/CSS/JavaScriptで画面を作っていきます。動きがつくたびに「おお〜!」とちょっと楽しい時間。
▶ 13:00 レビュー依頼
GitHubというツールにコードを提出。先輩に「ここ直すともっと良いよ」とコメントをもらいます。
▶ 16:00 チームと最終確認
新しい機能が完成したら、みんなで動作チェック。想定と違う動きがあれば修正します。
インフラエンジニアの1日
▶ 9:00 サーバーの状態チェック
「エラーが出てないかな?」「通信が落ちてないかな?」などをモニター画面で確認します。トラブルが起きていたらすぐ対応。
▶ 11:00 クラウド設定の変更
AWSなどのクラウドで、新しい環境を作ったり設定を変えたりします。チームの人と「こっちの設定の方が安全ですよね?」など相談しながら進めます。
▶ 15:00 社内チームと打合せ
WebエンジニアやPM(進行管理の人)と、「新しいサービスを動かすサーバー環境どうします?」という話をします。裏側の“土台づくり”をリードする感じです。
データエンジニアの1日
▶ 10:00 データの取り出し作業(SQL)
売上データやユーザーデータをSQLで取り出します。「昨日のアクセス数どうだった?」といった依頼に答えるイメージ。
▶ 13:00 データの通り道(パイプライン)作り
Pythonを使って、データを自動で集めたり整理したりする仕組みを作ります。効率が上がるとチームからめちゃくちゃ喜ばれます。
▶ 16:00 分析チームと調整
データの専門家(アナリスト)と、「このデータもうちょい増やせます?」「ここの形式変えてほしいです」など話しながら環境を整えます。
迷った時の決め方:性格タイプ別のおすすめ職種
「どのエンジニア職が良いんだろう…いや、正直まだピンとこない…」という方は、自分の性格から考えるのが早いです。難しく考えなくてOKで、「普段どんな行動が多い?」くらいのノリで選んじゃって大丈夫です。
●性格タイプ別のおすすめ早見表
| 性格タイプ | 向いているエンジニア職 | 理由(かんたん) |
|---|---|---|
| コツコツ型 | Webエンジニア | 作業を積み上げると成果が目に見えて楽しい |
| 観察力あるタイプ | テスト/QAエンジニア | 細かい変化に気づける人が大活躍 |
| 数字・データ好き | データエンジニア | 数字をいじる作業が多くて相性バツグン |
| 裏方が好き | インフラエンジニア | “目立たないけど大事な土台づくり”がメイン |
| スマホ大好き | アプリエンジニア | 「こんなアプリ欲しい!」が仕事にそのまま活かせる |
●迷ったら“適性チェック”もアリ
無料で使える適職診断サービスを使えば、「あなたは○○タイプだからこの職種が合いそう」と教えてくれるので、超気軽に判断できます。
よくある質問
- Qエンジニアってどれくらいパソコンができれば大丈夫ですか?
- A
そんなに心配しなくて大丈夫です!文字入力やインターネット検索ができれば十分スタートできます。
- Q文系なんですが、エンジニアになれますか?
- A
ぜんぜんなれます!文系出身のエンジニアはめちゃくちゃ多いので安心してください。
- Q数学が苦手でも大丈夫ですか?
- A
はい、大丈夫です。特にWebエンジニアやテストエンジニアは、学校の数学より“考え方”のほうが大事です。
- Qどの職種から学べばいいか迷っています…
- A
迷ったらWebエンジニアかテストエンジニアから始めるのがおすすめです。学びやすくて続けやすいです。
- Q仕事しながら勉強しても間に合いますか?
- A
全然間に合います!毎日30分〜1時間でもコツコツやれば、しっかり進めます。
- Qプログラミングって難しくない?
- A
最初はちょっと戸惑いますが、「ゲームのルールを覚える」くらいの感覚です。慣れると楽しくなります。
- Qパソコンはどれを買うのがいいですか?
- A
初心者なら5〜10万円くらいの入門ノートPC(カテゴリ)でOKです。最初はハイスペックじゃなくても大丈夫です。
- Q独学だけでもエンジニアになれますか?
- A
なれます!ただし途中でつまずくこともあるので、学習サービスやコミュニティなどをうまく使うのがおすすめです。
- Q年齢が高くても挑戦できますか?
- A
できます!30代・40代からエンジニアになる人も普通にいます。
- Qとりあえず何から始めればいいですか?
- A
まずはプログラミング学習サービス(カテゴリ)か、入門書(2,000円前後)でHTML/CSSから触ってみると、エンジニアの感覚がつかめてきます。















