初心者でも迷わない！Spring Boot入門に最適な本の選び方とおすすめ4冊

Spring Bootを始めようと思って本を探してみたものの、「種類が多すぎてどれを選べばいいの…？」と迷ってしまう方は本当に多いです。

しかも、タイトルだけだとやさしいのかむずかしいのか分かりにくくて、不安になりますよね。

でも大丈夫です！この記事では、初心者の方でもスッと理解できる“本の選び方のコツ”と、タイプ別に厳選したおすすめ4冊をわかりやすく紹介します。

さらに、買ったあとに挫折しない学び方もセットでお伝えしますので、「これからSpring Bootを始めたい！」という方はそのまま読み進めてみてください。

なぜ初心者は「Spring Bootの本選び」で迷うのか

Spring Bootの本って、見た目はどれも似ているのに、中身はけっこうバラバラなんですよね。これがまず、初心者の方を迷わせる大きな理由なんです。そもそもSpring Bootって“できることが多すぎるフレームワーク”なので、本によって力を入れている部分が違います。APIづくりが中心の本もあれば、Web画面を作る本、安全に動かす設定をメインにした本など、方向性がいろいろあります。だから「どれが自分に合うの？」と迷ってしまうのは、むしろ自然なことなんです。

さらに難しいのは、Javaを少し触ったことがある方でも、Webアプリとなると急にハードルが上がる点です。サーバーって何？ リクエストって？ みたいな“Webならではの概念”が出てくるので、急に見たことがない言葉が増えて混乱しやすいんですよね。しかもSpring Bootは「概念」と「実際のコード」がセットで出てきやすいので、頭が追いつかないまま画面を動かす流れになってしまうこともあります。

そしてもう1つ。Spring Bootの入門書は、やさしめのものから“ほぼ実務レベル”の本まで難易度の幅がめちゃくちゃ広いんです。初心者向けと書いてあっても、実は説明が少なくて「なんでこう書くの？」が分からないまま進んでしまうケースもあります。

つまり、「本選びで迷う＝あなたが弱いわけではない」ということです。むしろ、Spring Bootという大きなテーマを前に、ちゃんと自分に合う本を探そうとしている証拠なんです。

失敗しない入門本の選び方

Spring Bootの本って種類が多いので、なんとなく“雰囲気”で選んでしまいがちですが、じつは初心者の方こそ 見るべきポイントを4つだけ にしぼると、一気に選びやすくなります。

ここでは、その基準をとてもシンプルにまとめてお伝えします。

① 図が多くて概念がパッと理解できるか

Spring Bootは、「DIって？」「コントローラーって何する人？」みたいに、言葉の意味がわかるだけでスッと楽になる部分が多いんです。

そこで大事なのが、図で説明してくれているかどうか。
図がある本は、読むスピードも理解の深さもぜんぜん違います。とくに初心者の方は、図の量が多いものを選ぶだけで難易度がグッと下がります。

② 手を動かしながら理解できる構成か

文字だけ読んで「なるほど！」と思っても、実際に作ってみると「あれ？ 動かない…？」となることって多いです。
なので、ステップ形式で少しずつ作れる本、もしくは“実行 → 結果を見る”の流れがていねいな本がめちゃくちゃおすすめです。

手を動かすことで、わからない部分が明確になり、挫折しにくくなります。

③ コード量と難易度のバランスがいいか

本によっては「コードが少なすぎて逆にわからない」ものもあれば、「急に実務みたいなコードがドーンと出る」ものもあります。初心者向けなら、

• 1つのコードに“なぜこう書くのか”の説明がある
• ページごとに書く量が多すぎない

この2つがそろっていると安心です。サンプルコードの説明がていねいかどうかは、とても大事なチェックポイントです。

④ 実務で使うイメージが持てるか

入門書でも、最終的に何が作れるのか が分かる本は理解しやすいです。

たとえば、APIを作る流れや、入力画面からデータを送る仕組みなど、“現場でよく使う流れ”が少しでも出てくるだけで、学んだ知識がつながりやすくなります。

逆に、説明だけで終わる本は「結局なにを作れるの？」とモヤモヤしがちです。

初心者向けSpring Boot本おすすめ4冊

ここからは、「結局どの本を選べばいいの？」という疑問にしっかり答えるために、タイプ別に4冊 を紹介します。

どれも初心者でも読みやすい構成ですが、学び方のスタイルによって“合う本”が変わるので、自分のタイプと照らし合わせて選んでくださいね。

図解豊富で理解しやすいタイプ（難易度★☆☆）

「とにかくわかりやすく知りたい！」「文章だけだとつまずく…」という方にぴったりのタイプです。

図やイラストが多くて、Spring Bootのしくみを超やさしく説明してくれるのが特徴です。DIやMVCなどの概念が“絵”で整理されているので、最初のハードルが一気に下がります。コードも少なめで、一歩ずつていねいに進められるため、“初めてのフレームワーク”でも安心して読み切れます。

手を動かす実践タイプ（難易度★★☆）

「読んでるだけだと眠くなる…」「実際に動かさないとわからない！」という方はこちらがおすすめです。

手順がとても細かく書かれていて、“作りながら覚える”構成になっています。

画面操作の流れや、エラーが出たときの対処など、実際に手を動かしたときに出てくる疑問に寄り添って説明されているのが魅力です。完成までの道筋が見えるので、達成感も得やすく、挫折しにくいタイプです。

1冊で基礎〜実務まで網羅タイプ（難易度★★★）

「どうせ学ぶなら実務につながる知識まで欲しい」「1冊で長く使える本がいい」という方は、網羅型が向いています。

基礎の解説もしっかりありますが、後半に進むとデータベース連携、API設計、設定ファイルの考え方など、“現場でもよく使う内容”が多く入っています。

少し厚めですが、そのぶん“辞書としてあとから見返せる”という大きなメリットがあります。スキルを長く伸ばしたい方におすすめです。

挫折しにくい薄めの入門書タイプ（難易度★☆☆）

「分厚い本だと最初の時点で無理…」という方にやさしいのがこのタイプ。

ページ数が少なく、内容も“必要最低限だけ”にしぼられているので、短時間でサッとSpring Bootの全体像をつかめます。

専門用語も少なめで、読むだけで「あ、こういう流れで動いてるんだ！」とイメージしやすいのが特徴です。まずは軽く入門して、自分に合えば次の本にステップする、という使い方もバッチリです。

最短で理解できる学習ステップと挫折しないコツ

Spring Bootの本を買っても、読み始めてから「あれ？ 思ったよりむずかしい…」と手が止まってしまう方はすごく多いです。

でも、じつは 読む順番と進め方をちょっと工夫するだけで、理解スピードがめちゃくちゃ上がる んです。

ここでは、初心者でも迷わず進められるシンプルな学習ステップをご紹介しますね。

初心者がつまずかない3ステップ学習

① ざっくり概念だけつかむ（最初から全部理解しようとしない）

まずは「DIってこういう役割なんだな」「Controllerって入り口なんだな」みたいに、ふわっとでいいので全体のイメージだけ つかみます。ここで深追いしないのがコツです。

② 写経しながら“手を動かす型”を体で覚える

次に本のコードをそのまま写してみます。いわゆる“写経”です。意味があいまいでも大丈夫で、とにかく書く → 実行 → 画面が動く の流れを体に覚えさせるイメージです。手を動かすと、概念と実装がつながって理解が一気に進みます。

③ 小さなミニアプリを作ってみる

最後に、自分でちょっとしたアプリを作ります。ページ1枚だけでもOK。自分の手で作ると、「あ、こういうときこのコード使うんだ！」と気づきが増えて、定着がぐっと深まります。

本の読み方のコツ（写経・小目標）

本は最初から最後まで通しで読む必要はありません。むしろ、

• 1章ごとに“今日やること”を小さく決める
• コードが動いたら完了としてOKにする

この2つだけで、気持ちがすごく楽になります。

練習用に作ると理解が深まるミニアプリ例

ミニアプリは難しいものじゃなくてOKです。むしろ シンプルなほど理解が深まります。
たとえばこんなものがあります：

• 「ひとことメモ」を保存するミニAPI
• 名前を入力したら“こんにちは〇〇さん”と返すだけのWeb画面
• 数字を入れたら足し算して返す超ミニ計算アプリ

どれもControllerと画面（またはAPI）が1セットあれば作れるので、練習にはぴったりです。

よくある質問