「Pythonってよく聞くけど、結局なにから始めればいいの…?」
こんなモヤモヤを抱えたまま、手をつけられずにいる方ってめちゃ多いんです。でも安心してください。この記事では、ほんとの最初の一歩から、ミニ作品を自分の手で作れるところまで、ぜんぶやさしく案内していきます。
専門用語はほぼナシで、「小学生でも読める」をめざして説明していくので、むずかしい知識はいりません。Pythonでできること、インストールのやり方、まず覚える4つの超基本、ミニ作品づくり、そして迷わないロードマップまで、順番に進むだけで自然と理解できるようにしています。
もちろん、初心者がつまづきやすいエラーの直し方も用意しています。「あっ、動いた!」という小さな成功を積み重ねながら、Pythonの世界をいっしょにのぞいていきましょう!
Pythonでできることを知ろう
Pythonって、ひとことで言うと「いろんなことをサッと作れる便利ツール」みたいな存在なんです。
しかもルールがシンプルなので、プログラミングが初めてでも入りやすいんですよ。ここでは、Pythonを使うとどんなことができるのか、イメージしやすい例を紹介しますね。
ゲーム作りの例
Pythonでは、ちょっとしたミニゲームなら意外と簡単に作れます。
たとえば「じゃんけんゲーム」「宝探しゲーム」「数字当てゲーム」みたいなものですね。キャラクターが画面に出てくる本格的なゲームも、専用の道具(ライブラリ)を使えば作れちゃいます。
「自分が考えたゲームが動いた!」という体験は、めちゃくちゃワクワクしますよ。
データ分析・AIの例
Pythonがとくに得意なのが、データを読み取ったり、パターンを見つけたりする作業です。これは学校のテストの点数をまとめたり、アンケートをグラフにしたりするのにも使えます。
さらに、ニュースでよく聞く「AI」もPythonで作られることが多いです。画像を見て「これはネコかイヌか当てる」みたいなこともできます。なんだか難しそうに聞こえますが、やること自体は少しずつ積み重ねればOKです。

Pythonは「遊び」「仕事」「研究」ぜんぶで活やくできる万能選手。まずは“何ができるか”を知って、ワクワクしながら次のステップに進んでいきましょう!
Pythonを使う準備(インストール手順)
Pythonをさわるためには、まずパソコンに「Python本体」を入れる必要があります。
むずかしそうに聞こえますが、流れさえ知っていればサクッと終わりますのでご安心ください。ここでは、できるだけイメージしやすいように順番に説明しますね。
パソコンにPythonを入れるステップ
- Python公式サイトを開く
「Python ダウンロード」と検索すると、いちばん上に公式サイトが出てきます。そのトップページの真ん中に大きく Download Python(数字) というボタンがあります。 - ダウンロードボタンを押す
ボタンを押すと、自動でファイルが落ちてきます。数字はバージョンで「Python 3.12」みたいに表示されますが、基本的にいちばん新しいものを選べばOKです。 - インストーラーを開く
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストール画面が開きます。
ここで絶対にチェックしてほしいのが、最初の画面にある 「Add Python to PATH」 という小さなチェックボックスです。これにチェックを入れると、後の操作がめちゃ楽になります。 - Install Now を押す
あとはそのままボタンを押して待つだけ。終わると「Setup was successful」と出ます。
ちゃんと動くか確認する方法
インストールできたかどうかを確かめるには、パソコンの「黒い画面(ターミナル/コマンドプロンプト)」で次の文字を打つだけです。
python --version
Enter を押して、
Python 3.xx と数字が出れば成功です!やったー!
もし黒い画面を使うのがちょっとこわい…という方は、Pythonを使いやすくする無料エディタ VSCode を入れるのもおすすめです。VSCodeを開くだけでファイルを作ったり実行したりしやすいので、初心者の方でも作業しやすくなります。

これでPythonを使う準備はバッチリです!次は、いよいよ「小学生でもわかる基本4つ」に進んでいきましょう。
小学生でもわかる!Pythonの超基本4つ
Pythonをさわる前に、まず「これだけ知っておけば大丈夫!」という4つの超基本だけ覚えちゃいましょう。むずかしい言葉は使わずに、イメージで理解できるように説明しますね。
しかも、この4つを知っておくだけでミニ作品まで作れます。最初のハードルはめちゃ低いので安心してください!
print:コンピュータにしゃべってもらう
print(プリント)は、コンピュータの「アナウンス係」みたいなものです。
あなたが伝えた言葉を、そのまま画面にしゃべってくれます。
print("こんにちは!")

これを実行すると、画面に こんにちは! と出ます。
めちゃシンプルで、一番よく使う仲間です。
変数:名前をつけてしまっておく
変数(へんすう)は、ひとことで言うと「名前のついた箱」です。
りんごを箱に入れて「apple」という名前をつけておけば、「appleください!」と言うだけで中身を出せます。
age = 10
print(age)

こんなふうに、数字や言葉を入れておくと、あとで何回でも使えて便利なんです。
if:条件で分かれる道
if(イフ)は「もし〜なら」という道わかれスイッチです。
ゲームで「HP が 0 ならゲームオーバー」みたいな仕組みも、この if が担当しています。
score = 80
if score >= 70:
print("合格です!")
else:
print("あと少し!")

条件に合っているときだけ特別な行動をしてくれるんです。ロボットに判断力がつくイメージですね。
for:同じ作業をくり返す魔法
for(フォー)は「くり返し作業の魔法」です。
たとえば「10回ジャンプして!」みたいなお願いを、自動でやってくれます。掃除ロボが同じ道をコロコロ走るイメージです。
for i in range(5):
print("こんにちは")

これだけで「こんにちは」が5回出てきます。人間が手で5回書かなくていいので、めちゃくちゃ楽なんですよ。
★練習環境について
もしパソコンにPythonを入れるのが少し不安な場合は、無料で使える Google Colab もおすすめです。ブラウザで開くだけでコードを書いて実行できるので、準備ゼロで練習できます!

この4つを知っていれば、もうミニ作品づくりに挑戦できます。
次の章では、実際に「占いプログラム」と「計算ゲーム」を作って、Pythonの楽しさを味わっていきましょう!
まず作ってみよう!簡単ミニ作品2つ
「基本はわかったけど、実際に何を作ればいいの?」と思った方、ここが一番ワクワクするところです!
Pythonは、ほんの数行だけでもちゃんと“作品”が作れちゃうんです。まずはゲーム感覚で楽しめるミニ作品を2つつくってみましょう。うまく動くと「えっ、自分で作れた!」ってちょっと感動しますよ。
占いプログラム
まずは超かんたんな占いです。今日の運勢をランダムに出してくれるミニ作品です。
import random
fortune = ["大吉", "中吉", "小吉", "吉", "凶"]
result = random.choice(fortune)
print("今日の運勢は…", result)

実行すると、毎回ちがう運勢が出てくるので楽しいですよ。「大吉が出るまで回す!」みたいな遊び方もできます。
発展案
計算ゲーム
つぎは、ランダムに出てくる計算問題に答えるゲームです。ちょっとした脳トレにもなります。
import random
a = random.randint(1, 10)
b = random.randint(1, 10)
print(a, "+", b, "はいくつ?")
answer = int(input("答えを入力してください:"))
if answer == a + b:
print("正解!すごいです!")
else:
print("おしい! 正解は", a + b)

これも動きがシンプルで、作ってみると「おお、プログラムっぽい!」って実感しやすい作品です。
発展案

ミニ作品を作ると、Pythonが一気に身近になります。むずかしいことを知らなくても、手を動かすだけで「できること」がどんどん増えるので、遊び感覚でどんどん試してくださいね!
迷わない初心者ロードマップ(1週間・1か月)
Pythonを始めるときって、「結局どの順番で勉強すればいいの?」って迷いやすいんですよね。
そこで、ここでは“この通りに進めればOK”の超シンプルな道しるべをご用意しました。
手帳みたいに使ってください!
1週間でここまでできる!基礎マスター編
- 1日目
- Pythonのインストール・動作確認
- print で画面に文字を出してみましょう。
- 2〜3日目
- 変数・if・for を覚える
- それぞれ1つずつ、ちょっとしたミニ練習を作ると理解が早いです。
- 4〜5日目
- 占い・計算ゲームを作る
- 短いコードでも作品になるので自信がつきます。
- 6〜7日目
- 復習&「次は何を作りたいか」メモ
- 目標を書くとモチベが続きます!
初心者がつまづくエラーの直し方リスト
Pythonを始めたばかりだと、「エラーって出るだけでちょっとこわい…」って感じる方が多いんです。
でも実は、エラーって“あなたにヒントをくれるメッセージ”みたいなものなんです。
ここでは、よくあるミスと、どう直せばいいかをやさしくまとめました!
スペルミス(いちばん多い!)
エラー例
NameError: name 'pritn' is not defined
これは「pritn なんていう名前のもの知らないよ〜」と言われています。
対処
print のスペルを見直すだけでOK。落ち着いて1文字ずつ確認しましょう!
カギカッコの閉じ忘れ
エラー例
SyntaxError: EOL while scanning string literal
これは「“の終わりが見つからないよ」と言っています。
対処
” や ‘ がちゃんとペアになっているかチェックしましょう。
カッコの数が合っていない
print((3 + 2)
これだと「) が足りないよ」と怒られます。
対処
開きカッコと閉じカッコの数をそろえるだけでOKです。
インデント(行の左の空白)がずれている
エラー例
IndentationError: unexpected indent
これは「ここだけ変な位置にずれてるよ〜」という意味です。
対処
if や for の中は必ず1段下げる、外に戻るときは同じ位置にそろえる。このルールだけ覚えればOK!
入力が数字じゃないときのエラー
int("こんにちは")
これは数字に変換できないのでエラーになります。
対処
数字だけを入れるか、int() を外すなど、入力をチェックしましょう。
エラーを読むコツ
エラーは“成長のサイン”なので、怖がらずにどんどん向き合っていきましょう!
よくある質問
- Qパソコンはどれくらいの性能があればPythonできますか?
- A
ネットが見れるレベルのふつうのパソコンなら全然OKです。ゲーム開発とか超重い作業じゃなければ問題ありません。
- QPythonって無料なんですか?
- A
はい、完全に無料です!気軽に始められるのがPythonのいいところです。
- Q英語が苦手でもPythonできますか?
- A
できます!
書く内容はとてもシンプルな単語ばかりなので、英語アレルギーでも大丈夫です。
- QスマホだけでPythonはできますか?
- A
本気で学ぶならパソコン推奨ですが、スマホで少し試せるアプリもあります。ただし作業しにくいので、練習はパソコンがおすすめです。
- Qインストールでつまずいたらどうしたらいいですか?
- A
まずはエラー文をよく読んでみてください。わからなければ、エラー文をそのまま検索したり、ChatGPTに聞くのも超アリです。
- Q毎日どれくらい勉強すればいいですか?
- A
15〜30分でOKです!短くても“毎日ちょっとだけ”が最強です。
- Qどの教材から始めればいいですか?
- A
まずは無料サイトで軽く触って、慣れてきたら1500〜3000円くらいの初心者向け本を1冊読むのがおすすめです。
- Qどんな作品から作ればいいですか?
- A
計算ゲームや占いなど、5〜10行くらいで作れるミニ作品が最高のスタートです!
- QPythonって仕事でも使えますか?
- A
めちゃ使われています!データ分析・AI・自動化など、いろんな業界で役立ちます。
- Qエラーが怖いんですが…
- A
エラーは“先生のヒント”みたいなものです。まったく悪くありません。むしろエラーを直す力こそ上達の近道なんです!
