株主優待、ちょっと気になるけれど、
「お金がたくさん必要そう」
「損したらこわい」
「むずかしい言葉が多くてよくわからない」
と感じていませんか。
実は株主優待は、見るポイントをしぼれば、初心者の方でも少ないお金から考えやすいです。
この記事では、株主優待の基本から、何がもらえるのか、いくらくらい必要なのか、いつ買えばいいのかまで、やさしく順番にまとめます。
読み終わるころには、自分に合う優待の見つけ方がわかって、「まずは1銘柄だけ見てみようかな」と思えるはずです。
株主優待ってなに?初心者が最初に知りたい基本
株主優待は「会社からのありがとう」
株主優待は、会社の株を持っている人にもらえるプレゼントみたいなものです。
ちょっとだけ応援してくれたお礼として、食事券や買い物券、自社の商品などがもらえることがあります。
お店のスタンプカードで「いつも来てくれてありがとうございます」と特典がもらえる感じに近いです。
なので、株主優待はお金だけではなく、うれしい体験がついてくるのが楽しいところです。
配当金とのちがいをかんたんに理解する
配当金は、会社からお金でもらうものです。
いっぽうで株主優待は、食べ物や券、商品などでもらうことが多いです。
つまり、配当金は「お金のありがとう」、株主優待は「プレゼントのありがとう」と考えるとわかりやすいです。
どちらもある会社もありますが、いつも両方あるとは限りません。
優待だけで選ぶと失敗することもある
株主優待はたしかにうれしいですが、それだけで決めるのはちょっと危ないです。
たとえば、もらえる内容が豪華に見えても、自分が使わない券ならムダになりやすいですし、株の値段が下がることもあります。
なので、「わあ、お得そう」と思ったら、そのあとに「自分が本当に使うか」「無理のない金額か」も一緒に見るのが大事です。
うれしさは大切にしつつ、株価もちゃんと見て選んでいきましょう。
少額で始めたい人向け|株主優待の選び方3つ
株主優待を選ぶときは、いきなりたくさんの銘柄を見なくて大丈夫です。
まずは「何がもらえるか」→「いくらいるか」→「いつまで持つか」の3つを、この順番で見ていけばかなり迷いにくくなります。
最初から完ぺきに選ぼうとするより、自分に合うかどうかを1つずつ確かめるのがコツです。
もらえる内容で選ぶ
最初に見るのは、優待の中身です。
外食券、買い物券、生活用品など、ふだん使うものだとムダになりにくいです。
見た目がお得でも、自分が使わない優待なら、思ったよりうれしくないこともあります。
必要なお金で選ぶ
次に、買うのにいくら必要かを見ます。
少額で始めたいなら、最初は1万円台〜5万円台くらいを目安にして、無理のない金額から考えると安心です。
背伸びして買うより、「まずは試してみよう」と思える金額のほうが続けやすいです。
いつまで持てばいいかで選ぶ
最後に、その株をいつまで持っていれば優待がもらえるのかを見ます。
ここを見落とすと、せっかく買ったのに優待の対象にならないこともあります。
むずかしく考えすぎなくて大丈夫ですが、「この日までに持っている必要があるんだな」と先に知っておくのが大事です。
この3つだけでも、優待選びはかなりスッキリします。
まずは「自分が使うか」を見て、そのあとに「無理なく買えるか」「タイミングは合うか」を確かめていくのがおすすめです。
金額別でわかる|1万円台・3万円台・5万円台で狙える優待の考え方
「株主優待って、結局いくらあればできるのですか?」と気になりますよね。
ここは、1万円台・3万円台・5万円台の3つに分けて考えると、かなりわかりやすいです。
大事なのは、高いほうがえらいわけではないことです。
まずは自分のおさいふに合う金額から始めるのがいちばん安心です。
| 金額の目安 | こんなイメージ | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 1万円台 | お試しで始めやすい | まず体験してみたい人 | 優待の種類は少なめなこともある |
| 3万円台 | 使いやすい優待を選びやすい | 日常で使いたい人 | 見た目のお得さだけで決めない |
| 5万円台 | 優待と配当のバランスも見やすい | 少し広く選びたい人 | 無理して予算を上げない |
1万円台で考えるなら「お試し感覚」
1万円台は、「まずは株主優待ってどんな感じか知りたい」という人にぴったりです。
おこづかい感覚で始めやすく、クオカード系や日用品系のような、わかりやすい優待を見つけやすいのがよいところです。
最初の一歩としてはかなり入りやすいですが、そのぶん選べる内容は多くないこともあります。
なので、豪華さより「試しやすさ」を大事にすると失敗しにくいです。
3万円台で考えるなら「使いやすさ重視」
3万円台になると、買い物券や食事券など、生活の中で使いやすい優待が見やすくなってきます。
「せっかくなら、ちゃんと使えるものがいいです」と考える人には、このあたりがかなり考えやすいです。
スーパー、外食、日用品まわりなど、自分の毎日に近いものを選ぶと、優待のうれしさを感じやすいです。
ただし、お得そうに見えても使わないものなら意味がうすいので、ここでも「自分が使うか」を先に見てください。
5万円台で考えるなら「優待と配当のバランス」
5万円台まで広げると、優待だけでなく配当もあわせて見やすい銘柄が増えてきます。
「プレゼント感」だけではなく、「もらえるもの全体のバランスで考えたい」という人には向いています。
少し選択肢が広がるのはうれしいですが、ここで無理をする必要はまったくありません。
大切なのは、5万円台に行くことではなく、自分にとってちょうどいい金額で続けられることです。
予算に合うなら選択肢が増える、合わないなら上げなくていい、くらいの考え方で大丈夫です。
使いやすさで選ぶ|初心者向け優待ジャンル3つ
株主優待を選ぶときは、「有名だから」「なんとなくお得そうだから」で決めなくて大丈夫です。
いちばん大事なのは、自分の生活の中でちゃんと使えるかです。
使わない優待は、見た目がお得でも、けっきょくムダになりやすいです。
なのでここでは、初心者の方がイメージしやすい3つのジャンルに分けて見ていきます。
食べ物でもらってうれしい優待
食べ物の優待は、もらったときのうれしさがわかりやすいです。
お米、飲み物、食品の詰め合わせなどは、家で使いやすくて「届いて終わり」になりにくいのがよいところです。
たとえば、家族で食べるごはんやおやつに使えるなら、自然とうれしさを感じやすいです。
こんな人に向いています。
買い物券で使いやすい優待
買い物券の優待は、ふだん行くお店で使えるとかなり便利です。
スーパーやドラッグストア、外食チェーンなどで使えるものなら、生活の中にそのまま入れやすいです。
たとえば、いつもの買い物でさっと使えたら、「優待ってほんとうに役立つのですね」と実感しやすいです。
ただし、行かないお店の券だと使いにくいので、ここはしっかり見ておきたいです。
こんな人に向いています。
日用品で家計に役立つ優待
日用品の優待は、生活にそのまま役立つのが強みです。
洗剤、ティッシュ、生活雑貨などは、あって困りにくいので、初心者の方にもかなり考えやすいです。
派手さは少なくても、「どうせ使うもの」がもらえるのは安心感があります。家計の負担を少しでも軽くしたい人には、かなり相性がいいです。
こんな人に向いています。
迷ったら、自分が毎月お金を使っている場面に近い優待から選ぶのがおすすめです。
キラキラした優待より、ちゃんと使える優待のほうが、最初は満足しやすいです。
いつ買えばもらえる?権利確定日と権利付き最終日をやさしく解説
株主優待は、ただ買えばすぐもらえるわけではありません。
ここで大事になるのが、権利確定日と権利付き最終日です。
名前だけ見るとむずかしそうですが、考え方はシンプルです。
「優待がほしいなら、間に合う日までに買っておく」、まずはこれだけつかめば大丈夫です。
日本株では、優待や配当の権利を受けるには、権利確定日の2営業日前にあたる権利付き最終日までに買って、取引終了時点で持っている必要があります。
権利確定日とは
権利確定日は、「この日に株主として名前がのっている人に優待をあげます」と会社が決めている日です。
いわば、プレゼントをもらえる人を決めるしめ切りの日みたいなものです。
ただし、その日に買えば間に合うという意味ではないので、ここが初心者の方がまちがえやすいところです。
権利確定日は“もらえる人を決める日”であって、“最後に買う日”ではありません。
権利付き最終日とは
本当に大事なのは、こちらの権利付き最終日です。
この日までに株を買って持っていれば、優待や配当の対象になれます。
証券会社の説明でも、権利付き最終日は「配当や株主優待などの権利を受け取るために、購入しておかなければならない最終取引日」とされています。
なお、権利付き最終日の翌営業日は権利落ち日で、この日以降に買ってもその回の優待はもらえません。
逆にいうと、権利付き最終日の取引終了時点で持っていれば、権利落ち日以後に売ることはできます。
カレンダー例で買うタイミングを理解する
たとえば、権利確定日が3月31日(火)の銘柄があるとします。
この場合、営業日で数えて2日前の3月27日(金)ごろが権利付き最終日になります。
イメージはこんな感じです。これは「権利確定日の2営業日前までに買う」という一般的な考え方を、わかりやすくした例です。
| 日にち | 見方 |
|---|---|
| 3月27日(金) | 権利付き最終日、この日までに買う |
| 3月30日(月) | 権利落ち日、この日に買っても今回分は対象外 |
| 3月31日(火) | 権利確定日、もらえる人が決まる日 |
つまり、「31日にもらえるなら31日に買えばいいのですね」ではなく、「その少し前までに買うのですね」と覚えておくと安心です。
土日や祝日をはさむと日付がずれることもあるので、実際に買う前は証券会社アプリのスケジュールや優待カレンダーで確認しておくと失敗しにくいです。
大きく損したくない人へ|失敗しにくい選び方チェックリスト
株主優待はうれしいですが、「お得そう!」だけで決めると、あとで「思っていたのと違いました…」となることもあります。
そこで大事なのが、買う前にサッと確認できるチェックリストです。
人気かどうかより、自分に合っているかを見るだけで、失敗しにくさはかなり変わります。
ふだん使うお店か
まずは、その優待を本当に使うかを見てください。
たとえば、よく行くスーパーや外食のお店なら使いやすいですが、ほとんど行かないお店の券だと、持てあましてしまいやすいです。
チェックしたいこと
無理なく買える金額か
次に大事なのは、買う金額が自分にとって重すぎないかです。
優待がほしくても、背伸びした金額で買うと不安が大きくなりやすいです。
最初は「なくなったら困るお金」を使わないのが基本です。
チェックしたいこと
優待の内容がわかりやすいか
初心者の方は、内容がパッとわかる優待のほうが安心です。
買い物券、食事券、日用品のように、使い道がすぐ浮かぶものは失敗しにくいです。
逆に、条件がややこしい優待は、最初は無理して選ばなくて大丈夫です。
チェックしたいこと
株価が下がってもあわてないか
最後に、ここも大切です。
株は、優待があっても値段が上下します。
なので、「優待があるから絶対安心」とは言えません。
ちょっと下がっただけですぐ不安になるなら、金額を小さくするほうが安心です。
チェックしたいこと
迷ったら、よく使う・わかりやすい・無理がないの3つがそろうものから選ぶのがおすすめです。
最初から大当たりをねらうより、「失敗しにくい1つ」を選ぶほうが続けやすいです。
少ないお金で始める方法|単元未満株・1株投資・NISAの基本
「株主優待って、100株ないと無理なのでは?」と思いますよね。
たしかに優待は100株でもらえるものが多いですが、最初の練習なら、もっと少ないお金から始める方法もあります。
いきなり大きく買うのではなく、まずは小さく体験してみるのが安心です。
単元未満株とは
単元未満株は、いつもの100株より少ない数で買える方法です。
たとえば1株や10株など、少しずつ買えるので、「まずは株を買う流れを知りたいです」という人に向いています。
ただし、優待は100株からのことも多いので、「少なく買えばすぐ優待がもらえる」とは限りません。
まずは練習用、と考えるとわかりやすいです。
1株投資でできること
1株投資のよいところは、かなり小さい金額でスタートしやすいことです。
値段の動き方を見たり、買う・持つ・売るの流れを知ったりするには十分です。
いきなり本番ではなく、まずはおためしでやってみる感じですね。
NISA口座を使うときの考え方
NISAは、利益にかかる税金の負担を考えやすい口座です。
むずかしく考えすぎなくて大丈夫で、「少額で始めるなら、先に見ておくと便利」くらいでOKです。
証券口座を選ぶなら、アプリが見やすいネット証券や、1株から買いやすいサービスを選ぶと、はじめの一歩がかなりラクになります。
初心者はまず1銘柄から|楽しく続ける始め方
ここまで読むと、「ちゃんと選ばないと失敗しそう」と少し身が引きしまるかもしれません。
でも、最初から完ぺきじゃなくて大丈夫です。
株主優待は、まず1銘柄だけ見てみるくらいでちょうどいいです。
大事なのは、いきなり増やすことではなく、無理のない金額で、使いやすい優待を1つ体験してみることです。
最初から増やしすぎない
最初にたくさん買うと、見ることが増えて、かえって不安になりやすいです。
だからこそ、最初は1銘柄で十分です。
「自分が使う優待か」「金額は無理がないか」を見て、まずは小さく始めてみてください。
優待が届く楽しさを体験する
株主優待のよいところは、数字だけではなく、実際に届くうれしさがあることです。
食べ物や買い物券、日用品など、自分の生活で使いやすいものなら、「これなら続けやすいです」と感じやすくなります。
最初の1回は、勉強というより体験に近いです。
次に増やすならどう考えるか
1つやってみて、「思ったよりわかりやすいです」と感じたら、そのときに次を考えれば大丈夫です。
次に増やすなら、今回と同じように自分が使う優待、無理のない金額で選ぶのがおすすめです。
あせらず、1つずつ。これが、楽しく続けるいちばんのコツです。
よくある質問
- Q株主優待って、いくらあれば始められますか?
- A
銘柄によってちがいますが、少ないお金から考えられるものもあります。まずは1万円台〜5万円台くらいを目安にして、無理なく出せる金額の中から見るのがおすすめです。最初から大きなお金を使わなくても大丈夫です。
- Q株主優待は100株ないともらえませんか?
- A
100株でもらえる優待は多いですが、ぜったい全部がそうとは限りません。中にはもっと少ない条件のものもあります。ただ、まずは「優待をもらうこと」だけでなく、株を少額で買ってみる体験から始めるのもアリです。
- Q株主優待をもらうには、いつ買えばいいですか?
- A
株主優待は、権利付き最終日までに買って持っていることが大事です。権利確定日に買えばいいわけではないので、そこは気をつけたいポイントです。買う前に、証券会社の画面などで日付を確認しておくと安心です。
- Q株主優待だけを見て選んでも大丈夫ですか?
- A
それだけで決めるのはおすすめしません。優待がよく見えても、自分が使わなかったり、株の値段が下がったりすることもあります。自分が使うか、無理のない金額かも一緒に見て選ぶのが大事です。
- Q初心者はどんな優待から選ぶと失敗しにくいですか?
- A
まずは、ふだん使うものに近い優待がおすすめです。たとえば、買い物券、食べ物、日用品などはイメージしやすくて使いやすいです。最初は「すごく豪華な優待」よりも、「ちゃんと使える優待」を選ぶほうが失敗しにくいです。
